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アスペっ子の新しい精神科医が決まった!転院までの経過まとめ

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 長女のかかりつけの精神科医がいやでたまらなくなって、切実に転院先を探し始めてはや3か月。ついに、新しいお医者さんを見つけて、予約できました!!!!!

ここまでの経過をまとめておきます。

 

転院先探しで確認すべきポイント(我が家の場合)

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1.発達障害を診ることができる精神科医である

発達障害の患者に慣れた医師でないと、正しい診断や処置が難しい場合がありますので、これは重要なポイントです。

2.思春期の子どもを受け入れてくれる

アメリカで実際に精神科医探しをしていて、とても苦労したポイントです。大人しか診ない精神科医はとてもたくさんいます。小児しか診ない精神科医も、少ないけれどいます。ちょうど間の年齢に挟まっている長女は、あっちで断られ、こっちで断られと、受け入れてくれる医師を探すのにとても苦労しました。

3.自分の持っている健康保険で利用できる医療機関である

これがまた重要です。そして難問です。やっと発達障害でティーンの子どもも診てくれる精神科医を見つけた!と思っても、「保険が効かないからダメだった。。」なんてこともありました。

アメリカの医療問題のいちばん難しいポイントは、自分の健康保険がカバーしてくれる病院を見つけることじゃないかなあ、と感じています。

4.通訳の手配ができる

これは、うちのアスペっ子が精神科医に受診する際には必須です。他のからだの病気であれば、私の片言英語でやってしまってもだいたい事足ります。

精神科医は、娘の心の状態を扱うのが仕事であり、娘の心を安定させて、娘のことばをきちんと聞き取って診断や処置を進める必要があります。娘が、自分の状況を自由に話せなかったり、話しても伝わらない状況では、精神科医を信頼することもできないし、治療のためのよい関係づくりからして成り立たなくなってしまいます。

なので、間に日本語の通訳の方に入ってもらって、娘のことばで娘の状態をきちんと伝えられる環境を作って初めて、まともな治療が成立するのではないかと私は感じています。

今回、通訳をつけてくれるシステムのない病院で診察を受けることになったため、自分で通訳を探しました。毎回プラスアルファで通訳の方にお支払するお金が自腹でかかってしまうのはとても厳しいのですが。。。

5.文化の違いも配慮できる精神科医である

これは、前の精神科医の方とセラピストの方から学んだことでした。明らかに文化の違いで悩んでいる娘に対して、彼らのその部分の理解がかなり乏しいなあと感じたのです。この点については理想ではありますが、文化の違いも診察の観点に持っていてくれる精神科医であれば娘もすごく救われると感じます。

 

転院先探しで実際に行ったこと

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1.インターネットで専門家を調査

私の英語力では簡単ではありませんでした。情報はみな英語ですから(苦笑)

難しかったのは、健康保険の情報や診察を受け付けている年齢などの詳細は、ネットだけではわからないことも多いところです。

2.知り合いから情報をもらう

娘の学校サイコロジストが、精神科医のリストを作ってくれました。また、発達障害の子どもを持つ日本人の知り合いから情報をいただいたりしました。しかし、年齢やら医療保険やらいろいろな問題で、せっかく教えていただいた医療機関も利用できず。。。ってことが多々。

3.保険会社に利用できる医療機関のリストをもらう

結局は、保険会社がOKを出してくれる医療機関でないと、とてもとても払いきれる医療費ではないのです。なので、保険会社から出してもらったリストをもとに、受診できる医療機関を探し始めました。

4.リストの中から実際に利用できる医療機関を選定

保険会社がくれた精神科医リストは、何歳の人間を対象としているのか、得意分野は何か、などの情報は一切ありません。ただごじゃっと医者の名前と連絡先が書いてあるだけのリストです。「うちの子の年齢を見てくれる医者だけ別にリストアップできませんか?」とお願いしてみたのですが、「できない!」そうです。。。

とりあえず、リストに載った50人くらいの医者を片っ端からインターネットで検索。

すると、ほとんどが成人向けの医師ばかりです。その中に、たった二人、うちの子の年齢を診てくれる医師を発見しました。そのうち一人が、かろうじてADHDを専門にしているようです。なので、うちの子の年齢で受け入れてもらえる、ADHDは診ることのできる精神科医を、とりあえず選んで予約を取りました。

2か月後に見てもらえることになり、ホッとしました。

5.足を運んで実際に確認

最初に専門家や知り合いからもらったいろいろな情報をもとに、選んだいくつかの病院に足を運びました。そこでは残念ながら、年齢や保険の問題で断られました。

ネットで見ているだけではわからないことは、直接行って聞くのが一番わかりやすかったです。残念ながら私の能力では、電話より対面会話の方がずっと簡単なのです。

まとめ

このような経過を経て、何とか娘を受け入れてくれる病院を見つけることができました。結果的には、とても穏やかできちんと娘の話に耳を傾けてくれるよい医師に出会うことができ、満足しています。

子どもでも大人でもない思春期を受け入れてくれる精神科医がとても少なくて、主治医を探すのは難しいことをお伝えしました。

www.tadanomyomyo.net