【読書記録】姉妹って難しい!Raina Telgemeier『Sisters』
先日Raina Telgemeierさんの『Smile』を紹介しましたが、今日は彼女の別の本『Sisters』を紹介してみます。こちらも作者Rainaさんのリアルな子供時代のお話で、兄弟姉妹の関係は難しいよねえと共感しながら読み終えました。本日は『Sisters』の難易度や感想をお伝えしていきます。
『Sisters』の概要
タイトル:Sisters
著者:Raina Telgemeier
出版社:Graphix
対象年齢:10~12歳
『Sisters』の難易度
『Sisters』は約200ページ程度の漫画ですが、TOEIC600点台の私が1時間強で読み切ることができました。漫画で文字数が少ないのでとても読みやすいです。『Smile』と同程度の難易度です。
知らない単語はそれなりに出てきますが、漫画で表現されているので、絵に助けられて内容を理解することが簡単でした。
『Sisters』の感想
「兄弟や姉妹って、どこの国でも難しいよねえ。。。はあ・・・。」
この本を読んだ感想を一言で表すと、こんな感じです。。自分が子供のころを思い返しても「わかるー!」と思うし、今現在、娘たちを見ていると、まさにこんな感じ(いや、この本以上だな、うちは…)の混沌が沸き起こっています。
主人公のRainaは、中学校が終わり高校に入学する直前の夏休みに、母・妹・弟と一緒に、遠方の親せきの家まで自動車での長旅をすることになります。夏の旅行がメインストーリーですが、合間合間にRainaが育った過程での思い出が挿入されています。妹が欲しいと願ったこと。実際に妹が生まれてみたら、まったく思い描いていたような妹ではなかったこと。一緒に楽しく遊ぶ夢はかなわず、家の中が平和じゃなくなってしまったこと。兄弟姉妹はいいものだ、ケンカもするけど悪くないよ~のような、理想的なものを押し付けられるわけでなく、姉妹(そして弟)間のゴタゴタが真っ正直に描かれていて、なかなか面白かったです。
『Sisters』はどんな人におすすめ?
- 簡単で内容のしっかりした洋書を読みたい方
- 漫画の好きな方
- 兄弟姉妹のリアルなゴタゴタを見たい方
この本は、Rainaさんの実際の経験をもとに書かれているだけあって、姉妹の関係のむずかしさや納得のいかなさがとても正直に描かれていました。作り物でないリアルな姉妹の物語に興味のある方にはとても良い本だと思います。
簡単な英語で読みやすい割に内容がしっかりしているので、お子さまだけでなく大人の方が読んでも楽しめると思いました。
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