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【読書記録】気軽に読めて胸に残る思春期MANGA『Smile』

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今日は、アメリカのどこの本屋にも売られている人気漫画、『Smile』をご紹介します。シンプルでかわいらしい表紙から気軽に笑える本なのかと想像しましたが、読んでみると想像を裏切られました。作者のRaina Telgemeierさんの実体験をもとにした思春期ストーリーはなかなかシリアスで、とても引き込まれて読み切ることができました。今日は、子供たちに人気のペーパーバック『Smile』について、難易度や感想などをご紹介していきます。

『Smile』の詳細

タイトル:Smile

著者:Raina Telgemeier

出版社:Graphix

対象年齢:10~12歳

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『Smile』の難易度

このSmileは、TOEIC600点台の私が2時間弱ですいすい読み切ることができました。漫画なので言葉の省略形がたくさん出てきていて、ちょっと立ち止まって考える必要も出てきましたが、(例えば「I dunno.」という表記は「I don't know.」の略など)慣れてくれば気にならずに読めるようになりました。漫画という形式なので、意味が分かりにくい部分も絵を見ることで理解がしやすくなりますので、歯科医療の専門用語多めの内容でも、すんなり読めました。

『Smile』の感想

シンプルなかわいい表紙から、ちょっと笑えるほのぼのストーリーを想像して読み始めたら、いい意味で期待を裏切られました。

ストーリーのしょっぱなから、6年生のRainaが上の前歯を折ってしまうような大怪我を負います。その後、長期に渡り歯科治療を続けることになります。歯科治療と並行して、主人公の学校生活が語られていきますが、思春期らしい感じで好きな男の子ができたり、友人関係に悩んだりとReinaの心境がリアルに描かれていて、読んでいてとても共感できるものでした。

この本は、作者のRainaさんの実体験をもとに書かれているそうです。そのためか、歯科矯正をしていて人前で歯を見せることに抵抗を感じるRainaの不安定な気持ちや、無神経な友人たちに悩む様子などが本当にリアルに描かれていて、読んでいてつらくなりました。また、地震を経験するシーンも途中出てきましたが、私自身も東日本大震災に被災しているので、自分の経験が呼び起されました。

『Smile』はどんな人におすすめ?

  • 簡単かつ読み応えのある洋書を読みたい方
  • 思春期の少女のリアルな生活に興味のある方
  • 歯科矯正治療の実際を知りたい方

この本はとても読みやすいのに読み応えが十分にあったので、大人の方にも自信を持ってお勧めできます。洋書を読むのに慣れていない方でも、漫画で文字数が少ないため、気軽に読めるのではないかと思います。思春期のお子さまにもぴったりですが、大人でも楽しめる本だと強く感じます。

また、アメリカのティーンエイジャーのリアルな生活に興味のある方、歯科矯正の実体験を知りたい方にもぜひともお勧めしたいです。

 

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