【読書記録】TOEIC600点台でぎりぎり!?洋書『HOLES』
「洋書」、「英語学習」で検索をかけたときに、よく記事で見かけていたのが、Louis Sacharの『Holes』です。「洋書初心者向けのペーパーバック」と言われたり、「意外と難易度が高い」と言われたりと評価はさまざまなHoleですが、TOEIC600点台の私でも読めるのかどうか、チャレンジしてみました。
『HOLES』の概要
『Holes』の概要
出版社:Yearlng
著者:Louis Sachar
タイトル:Holes
対象年齢:10歳以上
日本語訳版:『穴ーHOLES』(講談社)
『Holes』の難易度
同じルイス・サッカーの作品である『There's a Boy in the Girls Bathroom』などと比べると、難易度はかなり高いように感じました。現在の私の能力では、理解できたのは7割か8割くらいなのかと感じます。難しいと感じた部分をまとめてみます。
語句の難易度がやや高い
分からない単語が、今までにチャレンジしたルイス・サッカーの他の作品に比べてやや多いように感じました。文章自体も、ところどころ意味が取りにくいところがありました。
ストーリーが意外と複雑
この物語には、主人公であるスタンリーの現在の出来事と、スタンリーの先祖の話とが交互に出てきます。話があちこちして、混乱しがちです。また、ストーリーの中で現在のことと過去のことが複雑に絡み合っています。そこら辺の伏線を回収していくことが、私の英語力では結構難しかったです。
読み終わってから日本語で書かれた書評などで答え合わせすると、自分の理解の程度が7~8割くらいだったのかと思いました。
『Holes』の感想
この本は決して簡単ではなかったのですが、ストーリーが面白くて、その面白さに引っ張られて難しめの本なのにワクワクしながら読み切ることができました。
スタンリーは理不尽な理由で、犯罪を犯した少年向けのキャンプに送られてしまいます。そこで理不尽な強制労働(穴掘り)を毎日毎日させられることになります。穴を掘り続けるうちに、あるものを発見して、ストーリーは大きく変化していくことに。
主人公が理不尽に強制労働の場に送られてしまったり、ひどい環境で働かされたりと、前半は読んでいて気持ちのいいものではなかったのですが、徐々にキャンプの中で人間関係を築き上げたり、キャンプを抜け出て友達を助けたりと、だんだん話が大きく動いていくところは圧巻です。英語力を高めてから、もう一度チャレンジしたい作品です。
『Holes』はどんな人におすすめ?
- 日本語版を読みながら洋書にチャレンジしたい方
- 謎が解決していく快感を得たい方
『Holes』は、講談社から日本語に翻訳されたものが発売されています。英語に自信がない場合でも、翻訳版と一緒に読んで学ぶことも可能です。
このお話は、なぜ「穴を掘らされているのか」、「なぜ昔のエピソードが突然割り込んでくるのか」など、よくわからないまま読んでいくことになります。それが最終的につながって全体像が見えてくると、なんとも言えない快感があります。謎を追いかけていくのが好きな方は、きっと楽しめる作品だと思います。
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